ダイオキシン類除去工事
Serviceダイオキシン類とは
ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)、コプラナ-ポリ塩化ビフェニル(コプラナ-PCB)の3種類を合わせてダイオキシン類と呼びます。これらは炭素・酸素・水素・塩素が熱せられる過程で自然とできてしまうため、ごみ等の焼却や金属の精錬が発生源として考えられています。一部の種類に毒性があり、特に強いものになると人に対する発がん性もあると言われているため、廃棄物焼却炉等を解体する際にはダイオキシン類の除去工事を行う必要があります。
ダイオキシン類除去工事3つのポイント
Point 1アスベスト除去で培った技術力
弊社では、主に焼却施設にてダイオキシン類の工事を行っています。アスベスト除去工事で得た知識や高い技術力を生かし、より安全な除染作業を行っております。また除去だけでなく、解体・焼却炉の撤去も行っていますので、ご要望の際はお気軽にご相談ください。
Point 21~3のレベルに応じて施工が可能
ダイオキシン類の除去には設備に付着する汚染物のサンプリング調査の結果によって、レベル1からレベル3まで管理区域が分かれています。それぞれ保護具が異なるなどの違いがあります。弊社ではレベルに応じた除染工事が可能なため、調査後にお断りなどはありません。お気軽にご相談ください。
Point 3事前調査から計画・除染工事まで自社で完結
会社の考え方や信頼を崩さないよう、そして現場の状況を正確に受け継ぎ、安全な作業ができるよう、事前の調査から工事の手順計画、実際の除染工事まで基本的には自社で完結させるようにしています。若い世代の社員が多いこともあり、縦のつながりを厳しくせず、様々な案を出し合いながら調整できるようにしています。
ダイオキシン類除去工事の流れ
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1
事前調査
周辺の大気環境中・付着物・土壌などの環境を事前に調査し、空気中のダイオキシン濃度及び総粉じん濃度の測定、汚染物のサンプリング調査などをします。
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2
計画立案
作業管理区域(レベル)を決定し、工事計画・届出書類を作成いたします。書類には、施工方法や工程の手順、測定・産廃物処分などの計画を記載し、発注者と各地方自治体の労働基準局に提出します。
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3
準備作業
作業場の仮設営、施工範囲の養生、セキュリティゾーンの組立・負圧除じん装置など使用機器の設置、資材調達、保護衣・呼吸用保護具の着用といったダイオキシン類除去に必要な準備をしていきます。
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4
除去作業
まず、負圧除じん装置を稼働し、焼却の残留灰や煤じんなどをすべて回収、清掃をします。その後、高圧洗浄装置を使って、設備表面から付着物の除去をしていきます。汚染設備の解体や撤去の場合は、解体工事を行います。
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5
検査・確認
廃棄物処理法に従い、洗浄水の水処理、産廃物の管理をしっかりと行います。その後、養生やセキュリティゾーン・負圧除じん装置の撤去、作業場の解体をし、きれいに清掃を行います。
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6
清掃
作業後は除染が完了できているか、担当者が確認の検査を行います。場合によっては社内にて検査を行い、しっかりと確認をいたします。
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7
完了
清掃が終わりましたら、施工記録、作業者の作業記録、測定記録などを残します。